この記事では、「リクルートスーツ」と「ビジネススーツ」の違いを分かりやすく説明していきます。
「リクルートスーツ」とは?
「リクルートスーツ」は英語の「recruit /リクルート」と「suit /スーツ」が合わさりできている和製英語です。
「recruit /リクルート」の英語の意味は、企業が社員の募集をすること、就職するために活動することを意味します。
そして「suit /スーツ」はジャケットとズボンそしてベスト、ジャケットにスカートという2揃い、または3つ揃いの服を意味します。
つまり日本の和製英語の「リクルートスーツ」は就職活動するためのスーツになります。
ちなみに英語を使うときに「recruit suit」と表現しても伝わらないので気をつけてください。
就職活動のための服装は、英語なら「suit for job interview」のように表現します。
1970年以前には、学生が就職活動する時には学生服を着用するのが一般的でした。
しかし1980年代には、就職する時には「リクルートスーツ」が常識とされ、多くの人が紺系のスーツを身につけて就職活動をするようになりました。
「ビジネススーツ」とは?
「ビジネススーツ」は英語の「business suit」をカタカナ表記した言葉です。
意味はビジネスの時に着用するスーツになります。
また冠婚葬祭にもビジネススーツを着用することもあります。
色は紺系、茶系、グレー系、ブラック系が主流ですが、職業によってはそれ以外な派手目の色のスーツを着用する人もいます。
人を外見で判断するのは良くありませんが、ビジネスとなると瞬間的に人物を評価しなくてはいけないこともあります。
そのような時には、その人物の身につけているビジネススーツや靴、または腕時計などを判断材料にする人も少なくありません。
仕立ての良い高価ビジンススーツなら申し分ありませんが、それよりも大切なのはシワやほころびなどがないビジネススーツを身につけることです。
「リクルートスーツ」と「ビジネススーツ」の違い
「リクルートスーツ」と「ビジネススーツ」の違いを、分かりやすく解説します。
「リクルートスーツ」を「ビジネススーツ」として着用する新入社員もいます。
「リクルートスーツ」を「ビジネススーツ」を使い分けなくてはいけないという決まりはありません。
しかし就職用として購入したビジネススーツは、おとなしいデザインで没個性のスーツとも言えます。
ところがビジネススーツとなれば、自分の個性やセンスを表現できます。
例えばビジネススーツなら生地に柄が入っていてもおかしくありません。
また女性ならミニ丈のビジネススーツも あります。
しかし就職活動で柄入りのスーツやミニ丈のスーツを着るとなると、大きなリスクが伴います。
まとめ
「リクルートスーツ」と「ビジネススーツ」のはっきりとした違いはありません。
場合によってはひとつのスーツを「リクルートスーツ」と「ビジネススーツ」として着用することも可能です。
特に近年では日本でも個性に注目する企業も増えてきたので、就職活動の時から、没個性のおとなしいスーツを着用せずに、自分の個性をアピールできるスーツを着る人もいるようです。