「一本気」とは?意味や使い方、例文など分かりやすく解釈

「一本気」とは?意味と使い方

この記事では、「一本気」の意味を分かりやすく説明していきます。

「一本気」とは?意味

「一本気(いっぽんぎ)」とは、一筋に思いこむ性質のことを言います。

また、純粋な性質という意味もあります。


「一本気」の概要

「一本気」「一本」は、一方向という意味もあります。

一方、「一本気」「気」は、気分や気持ちという意味を持っています。

なので、この二つが合わさった「一本気」は、一つのことや方向に、気持ちを向けると言う意味合いになります。


「一本気」の言葉の使い方や使われ方

「一本気」の言葉を使った例文をいくつかご紹介します。

『彼は一本気な性格なので、新しい環境になったことで、周りとうまくやっていけるか心配だ』、『一本気な性格の彼女は、一つのことを極める集中力は、誰にも負けません』、『私は何をやっても長続きしないので、あの人のような一本気でひたむきな性格に憧れます。

「一本気」の類語や言いかえ

「一本気」と似たような言葉としては、「ひたむき」「一途」「真正直」「まっすぐ」または「裏表がない」などが挙げられます。

まとめ

「一本気」の他にも、「一本○○」と言った言葉があります。

それをいくつか挙げてみましょう。

「一本槍(いっぽんやり)」とは、槍(やり)一突きだけで勝負を決めることを言います。

また、ただ一つのことで押し通すことという意味もあります。

「一本釣り(いっぽんづり)」は、漁業や釣りなどで、一本の釣り糸で、魚を一匹、もしくは数匹を釣り上げるやり方のことです。

「一本調子(いっぽんぢょうし)」は、いつも同じような調子で、変化がなく、単調なことを意味しています。

「一本勝負(いっぽんしょうぶ)」は、剣道や柔道などでは、一本の技で勝負を決めることを言います。

他にも、一度きりの勝負で勝敗を決めることを意味します。

「一本道(いっぽんみち)」は途中で分かれ道がなく、ずっと一つの道が続いていることを表しています。

「一本足(いっぽんあし)」は、片足や一本の足、または一本だけの足のことです。

「一本気」の性格は一つのことに向けて、ひたむきに進んでいけるので、ある分野において、才能を開花させやすいかもしれません。

ですが、マイナスなイメージもあり、頑固で融通が利かないと言ったことも見受けられるようです。

どのような性格でも、長所と短所があり、すべてが良いとは限りません。

しかし、見方を変えれば、短所に見える部分も長所に変えていくことができます。

また、自分が短所と思っている部分も、他の人から見れば、意外と魅力的に見えているかもしれません。

短所を自分の個性として活かしていくことで、他の人にはない、唯一無二の存在となっていくことができるでしょう。

自分の性格は、案外、自分ではよく分かっていないこともあります。

人から自分の性格を言われて、初めて気づくこともあるでしょう。

自分や他の人の性格の、できるだけ良い面を見るようにすれば、それぞれの性格をもっと活かせるようになるでしょう。

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意味解説辞典