あなたの家の近くにあるのは「交番」と「駐在所」のどちらでしょう。
この記事では、「交番」と「駐在所」の違いを分かりやすく説明していきます。
「交番」とは?
人口の多い都市部に置かれているのが「交番」です。
「交番」が誕生したのは明治時代のことです。
その後、「派出所」や「駐在所」が生まれましたが、都市部では「交番」の名前がそのまま残されて現在に至ります。
「駐在所」とは?
人口の少ない郊外、過疎地、山間部や離島などにあり、地域住民の安全を守るために置かれています。
都市部と比較すると人口が少ないので比例して犯罪件数は減りますが、「駐在所」が置かれてあることで住民に大きな安心をもたらしています。
「交番」と「駐在所」の違い
「交番」は書いて字の如く、交代で見張り番を行います。
つまり、24時間の警戒態勢で治安保全に取り組んでいるわけです。
一方の「駐在所」は、建物に居住部分が隣接されています。
警察官が居住部分に生活しながら地域の安全を見守るので、そういった意味では「交番」と同じく24時間体制です。
しかしながら、交代人員はいません。
居住部分に家族が一緒に生活することもできます。
まとめ
ともに警察署の小規模な分署ですが、名前が違うように勤務形態が異なります。
地域住民の安全のために日夜励んでいる姿勢はどちらも同じです。