「湯波」と「 湯葉」の違いとは? 分かりやすく解釈

「湯波」と「 湯葉」の違い違い

この記事では、「湯波」「湯葉」の違いを分かりやすく説明していきます。

「湯波」とは?

「湯波」は、豆乳を加熱した際できた薄い膜をすくい上げた際にできた食べ物です。

「湯波」はすくい方に特徴があり、「湯葉」と異なるのは真ん中から薄い膜を掴むように端や棒を入れるが故、膜が熱くなり、「湯葉」よりも固い食感が楽しめる食べ物であることです。


「湯葉」とは?

「湯葉」は、豆乳から作り出すことができる高級食材になります。

何故、高級に当たるかは、「湯葉」は凝固剤を入れることなく作られた膜で凝固剤を豆乳に入れると豆腐になりますが、入れないと湯葉が作られます。

しかし、一度に生産できる数が限られているうえで豆腐よりも食べた際の満足感が少ないが故「湯葉」は高級食材となったのです。

なお「湯葉」は豆乳の膜を薄く剥がすことにこだわりがあり、膜を剥がす際は端から端へと剥がし一枚の膜が千切れないように剥がします。


「湯波」と「湯葉」の違い

「湯波」「湯葉」の違いは製法の違いで、厚みを増すように2枚畳みで豆乳の膜を掴んで厚みを増した膜を食べるか、薄い膜を食べるかという違いです。

「湯波」は、膜が熱いので食感が楽しめますが、「湯葉」は膜が薄いので千切れることもありますが、食感が薄い膜の割にはあります。

「湯波」の例文

・『湯波巻きを食べる』
これは、豆乳で作った熱い膜を海苔の代わりに使用した巻きずしを食べるという意味です。

「湯波」は豆乳で作られた膜が厚いため千切れにくく、巻きずしの海苔のように使用した料理があります。

「湯波」は家庭でも簡単に作り出すことができるため、作り出した膜を別の料理に使用することで豆乳からできた膜を有効活用しているのです。

「湯葉」の例文

・『湯葉作りは、とても繊細である』
この例は、「湯葉」を作ること自体がとても繊細であることを述べています。

その理由は、「湯葉」は温度管理や湿度管理が難しいうえ、すくい上げる際千切れやすいという問題があり、豆乳で作られた膜をすべてすくい上げてこそ「湯葉」なので千切れると途端商品価値を失うためとても繊細な食べ物なのです。

まとめ

「湯波」「湯葉」の違いは、豆乳である食べ物であること自体は同じです。

ただし、製造法が異なりまして、「湯波」は2枚や3枚という具合に膜同士が引っ付く製造法であるが故、弾力が増し食感もかなり歯ごたえ重視になります。

一方で「湯葉」は薄い膜を一枚の膜となるようすくうため膜が薄くなりますが食感は十分にありかつ一度に製造できる量も少ないが故、現在では高級食材です。

なお、「湯葉」は薄い膜をすくい上げるという製法上、熟練した職人さんが作り上げる食べ物ですが、「湯波」側は家庭でも楽しめる食べ物で、豆乳を加熱してできた薄い膜を箸などで取り出せば、「湯波」となり厚みがあっても関係がない方においてはおいしく頂くことができる食べ物になります。

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