「耐えられない」とは?意味や使い方、例文など分かりやすく解釈

「耐えられない」とは?意味と使い方

この記事では、「耐えられない」の意味を分かりやすく説明していきます。

「耐えられない」とは?意味

つらいこと、苦しいことなどを我慢することができないという意味です。

「耐えられない」「耐える」「ない」がついた言葉です。

「耐える」には、つらいことや苦しいことを我慢するという意味があります。

泣きだしそう、笑い出しそうなど、内側から出てくるものを我慢するという意味合いではなく、外からの圧力を我慢する意味合いです。

「ない」は打消しの意です。

このことから、「耐えられない」は、つらいことや苦しいことなどを我慢することができないという意味になります。


「耐えられない」の概要

「こんなのつらすぎる」「もう我慢の限界だ」そのような状態を表す言葉です。

寒さのことで説明をします。

今、真冬のロシアにいます。

ロシアでは2月の最低気温が氷点下71. 2度を記録したことがあります。

日本でこのような気温を出すことはないので、どれほどの寒さだか想像が難しいことでしょう。

家庭用の冷凍庫よりも冷たいことは確かです。

もし、この環境に東京の冬を過ごす服装で出たら、非常に寒いです。

数分外にじっと立っているとつらく感じてきます。

ここに1時間いなさいといわれたら「そんなの無理だ」と思うことでしょう。

実際にやろうとしても、寒さがつら過ぎて我慢することができないはずです。

そのことを「寒さに耐えられない」と表現します。

今度は腹痛のことで考えてみます。

突然、お腹が痛くなりました。

何か変なものを食べたのかもしれません。

そのうち治るだろうと思っていたのですが、だんだんと痛みが強くなってきて、とうとうのたうち回るほどの痛みになってしまいました。

痛み止めを飲んだのですが、痛みはまったく治まりません。

もう、お腹がえぐれてしまうのではないか、自分の命は大丈夫なのか、というほどの痛みがあります。

この痛みをじっと我慢していることなどできません。

これを「腹痛に耐えられない」と表現します。


「耐えられない」の言葉の使い方や使われ方

つらいこと、苦しいこと、嫌なことなどをじっと我慢することができないという意味で使用をします。

つらさや苦しさなどが我慢できるほどである場合はいいません。

へっちゃらである場合には使用しないということです。

この言葉は、よい意味では使われません。

「うれしさに耐えられない」とは一般的にはいわないのです。

「耐えられない」の類語や言いかえ

「こらえることができない」「我慢できない」が似たような意味の言葉です。

「こらえる」には、苦しさやつらさを我慢するという意味があります。

「我慢」はじっとしのぶことです。

「無い」で否定をしています。

「こらえることができない」は、「笑いをこらえることができない」など、つらい、苦しいといったこと以外にも使えます。

まとめ

もう無理だ、我慢をすることができない、といったほどのつらいことを表す言葉です。

非常につらい、苦しいといったことを指しており、そんなときに使われています。

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