この記事では、「職安」と「ハローワーク」の違いを分かりやすく説明していきます。
「職安」とは?
「職安」とは、公共の事業者である職業安定所のことで、無就職者に対してお仕事を斡旋する施設です。
なお、「職安」はお仕事を斡旋する場所ではありますが、雇用形態は正社員だったりアルバイトだったりと様々です。
なお、公共の事業者ではない職業を斡旋する企業も存在しており、例えばバイトルなどはアルバイトを専門に扱う事業者になります。
その上で、「職安」は現在必要性において疑問視をされており、その理由は、公共ではない事業者の方がサービスが手厚くサポート体制が熱いという問題が出始めており、国民の就業をサポートしていないという問題が出てきているのです。
「ハローワーク」とは?
「ハローワーク」は、公共事業者が管理運営している「職業安定所」の正式名称です。
なお、元々は、職業安定所だったのですが、住民にあまり受ける名前ではなかったが故、1990年に「ハローワーク」という名前に変更し現在に至ります。
「職安」と「ハローワーク」の違い
「職安」と「ハローワーク」の違いは、言われ始めた年代が違います。
職安は、1980年ごろには既に存在しておりましたが、無職になった人物が訪れる場所というイメージが強く名前を変更したのが「ハローワーク」です。
その為、両者は一応行っている業務は同じで同じものを指しています。
「職安」の例文
・『職安と若者サポートセンターは違う』
この例は、職安と若者サポートセンターは別の組織だとしています。
「職安」はお仕事を探す、もしくは職員に探してもらえますが、若者サポートセンターはそのような業務は無く、とりあえず職業訓練を受けることを促す組織で存在自体が疑問視されています。
「ハローワーク」の例文
・『インターネットからハローワークにアクセスし、仕事を探す』
この例は、インターネット版の「ハローワーク」を使用して職業を探すという例です。
「ハローワーク」は「職安」のことで単に響きが悪いことと無職者が集まる場所という意味が「職安」にあるため言い方を変えただけの組織になります。
その為、業務は同じで今現在においてはインターネット上からでもお仕事を探すことが可能です。
まとめ
「職安」と「ハローワーク」の違いは、ぶっちゃけると組織自体は全く同じで「職安」という響きが無職者が集まる場所という意味で当時は落ちこぼれた人が集まる場所であるという意味に取られるということもあり名前を変える必要性に迫られたのです。
そこで「職安」という名前を変更したのが「ハローワーク」で意味については仕事よこんにちはという意味で何故か上から目線に聞こえると言われている呼び名でもあります。
ただ、行政が考えただけの組織で、サポート体制云々に関しては、残念ながら民間の方が上で民間のお仕事斡旋事業者の方が上であることから今現在においては必要性が疑問視されている組織です。
なお、民間の場合、仕事にふさわしいかふさわしくないかを吟味したうえでお仕事を可能であるかどうかを審査されるということもあり、ハローワークにおいてはそうした審査が無いという声も聞きます。