「餃子」と「焼売」の違いとは?分かりやすく解釈

「餃子」と「焼売」の違い違い

この記事では、餃子と焼売の違いを分かりやすく説明していきます。

餃子とは?

餃子とは、小麦粉で皮を作り、具は豚肉や鶏肉を中心にネギや白菜、キャベツ、ニラ、ニンニク、生姜を混ぜ合わせた餡を入れた料理のことを指します。

肉の代わりに野菜だけの餃子や海老、イカ、ホタテなどの海鮮を入れる場合もあります。

この餃子は一般的にフライパンで焼いて食べて調理して、酢と醤油、ラー油でタレを作り、付けて食べるのが主流です。

他にも油で揚げて食べる揚げ餃子、水餃子、蒸し餃子、スープ餃子などにして食べることもあります。

中国では餃子の発音が「交子」と書くように、食べると子を授かるという言われがあり、縁起物として食べられていました。

婚礼の際は蒸した餃子を食べます。

また、「交」「末永く続く」との言われもあり、長寿を願う春節にも食べられますし、大晦日には年越し蕎麦ならぬ年越し餃子を食べて、一年を始めます。

そんな餃子が日本で広まったのが第二次世界大戦後で、戦地から引き上げてきた満蒙開拓団や関東軍が広めました。

このとき、鍋がなかったため、鉄板で焼く餃子が日本に広まっていくことになります。


焼売とは?

焼売とは、四角い皮に豚の挽肉や玉葱を混ぜた餡を塩で味付けして皮で包み、蒸したものを指します。

そして、醤油とカラシを付けて食べるのが一般的です。

餡は豚肉のみか鶏肉を混ぜ合わせたものや、イカ、ホタテ、海老、ニンジン、ほうれん草などを餡とした焼売も人気があります。

そして、蒸し器や蒸篭に入れて蒸かし、醤油を付けずにそのまま食べる人もいます。

この焼売が日本中に広まったのが学校給食で、昭和30年代では彩りとしてグリーンピースを中心にのせた焼売が登場しました。

その後、揚げて食べる揚げ焼売が登場したり、焼いて食べる焼売も登場し、調理の幅も広がっていきます。

最近では電子レンジで温めるだけで本格的な焼売が食べられる商品も登場し、より焼売が身近なものとなりました。

最近は地元のイカを餡にした佐賀県の「いかしゅうまい」や、京都府から誕生した「京都鳳焼売」が人気の商品となっています。


餃子と焼売の違い

餃子と焼売の違いを、分かりやすく解説します。

丸い皮で餡を包み、三日月型にして焼くのが餃子といい、四角い皮で餡を包んで蒸して食べるのが焼売という違いがあります。

どちらも餡となるものは豚肉か鶏肉と同じですが、餃子では肉に混ぜる野菜はキャベツか白菜で、焼売は玉葱か白菜が中心です。

餃子の例文

・私は餃子が大好きで、週に一度はお取り寄せして食べている。

・オリンピックでも話題となった味の素の冷凍餃子は長年シェア1位を誇る。

餃子好きの人は、ご当地餃子を取り寄せては味の食べ比べをして楽しんでいます。

オリンピックでは、海外から来た選手が味の素の冷凍餃子が美味しいと絶賛。

そんな冷凍餃子は現在でも売り上げシェア1位と売り上げ数を伸ばしている商品です。

焼売の例文

・崎陽軒の弁当商品の中でも、一口で食べられる小さめの焼売が入ったシウマイ弁当が人気。

・上海には細巻きにした日式焼売という蒸し料理がある。

長年愛されている崎陽軒のシウマイ弁当の焼売には、すでにグリーンピースが中に入っているのが特徴的です。

上海には食べやすく細巻きにした焼売があり、地元ではよく食べられています。

まとめ

皮の形に違いがある餃子と焼売ですが、焼いたり、蒸したりと食べ方も人それぞれ好みの調理方法を変えて食べられるのが共通点です。

タレにシソを入れたり、タバスコで食べても美味しく、食べ方次第では毎日食べても飽きがこない国民食となっています。

そんな2つの料理の具材を自分なりに合わせて、好みの味に仕上げてみるのもいいでしょう。

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