「世話」と「介護」の違いとは?分かりやすく解釈

「世話」と「介護」の違い違い

この記事では、「世話」「介護」の違いを分かりやすく説明していきます。

「世話」とは?

「世話」の意味は以下の通りです。

1つ目は「人の面倒をみること」という意味で、その人の為になると思われることをやってあげることを言います。

2つ目は「間を取り持つこと」という意味で、人と人の間に立ってものごとを成り立たせることを言います。

3つ目は「手がかかって面倒であること」という意味で、時間や労力がかかることを言います。

4つ目は「世間一般的な言葉」という意味で、日常的に使われる言葉のことを言い、こちらが元の意味になります。

上記に共通するのは「人の為にすること」という意味です。


「世話」の使い方

「世話」「人の面倒をみること」「間を取り持つこと」「手がかかって面倒であること」「世間一般的な言葉」という意味で使われます。

名詞として動詞を伴い「世話する・した」「世話になる・なった」などと使われることが多くなります。

元は「世間一般の人が使う話し言葉」という意味でしたが、転じて「日常的」「通俗的」という意味になり、更には「人に対して日常的なことをする」という意味で使われる様になりました。


「介護」とは?

「介護」の意味は以下の通りです。

1つ目は「障害者の生活支援をすること」という意味で、障害を持っている人が自立できる様に生活を支援することを言います。

2つ目は「高齢者・病人の身の回りの世話をすること」という」意味で、高齢者や病人など、日常生活に困難が生じている人に対して、身体を清潔に保ったり、生活支援をすることを言います。

上記に共通するのは「面倒を見て日常生活を支える」という意味です。

「介護」の使い方

「介護」「障害者の生活支援をすること」「高齢者・病人の身の回りの世話をすること」という意味で使われます。

名詞として動詞を伴い「介護する・した」と使われたり、「要介護」「身体介護」など複合語としても使われます。

基本的に、日常生活が困難な人に対して、家族または行政や企業が身の回りの面倒を見ることを言います。

「世話」と「介護」の違い

「世話」「日常的なことで人の面倒をみること」という意味です。

「介護」「日常生活が困難な人に対して身の回りの面倒を見る」という意味です。

「世話」の例文

・『彼女は病気の母親の世話があるので毎日早く帰っている』

・『人の恋愛に口を出すのは大きなお世話だ』

・『近所の名士に就職先を世話してもらえた』

・『小さい子供が3人もいるのですごく世話が焼ける』

「介護」の例文

・『家族の介護がある人はPTAの役員を辞退できます』

・『自宅での介護に疲れて施設を利用することにした』

・『事故でけがをした夫をつきっきりで介護していた』

・『介護の仕事は大変だがやりがいも大きい』

まとめ

今回は「世話」「介護」について紹介しました。

「世話」「日常的なことで面倒を見る」「介護」「日常生活の面倒を見る」と覚えておきましょう。

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