「臆する事無く」とは?意味や使い方を解説

意味と使い方

「臆する事無く」について

「臆する事無く」という言葉はプライベートで使う機会は少なくてもそのような場面に関わる機会は日常に多々あります。

そのためもし使われたときにその意味が分からず混乱したり、使う場面で失敗しないためにも正しい意味や使い方を知っておくことが求められます。

「臆する事無く」の意味とは

「臆する事無く」という言葉には大きく分けて2つの意味があります。

1つは物事に対して恐れや恐怖といった感情を抱かないということです。

「臆する」と言う言葉の意味として「恐れる・恐怖する・おどおどする」といった意味を持ちます。

「事無く」とあるためその意味を否定することからも恐れや恐怖などの感情を持たないと解釈されます。

もう一つは行動の場合、恐怖に対して逃げない・立ち向かっていくという意味を持ちます。

恐怖を認識したうえでそれに準じた行動を否定するため、そのような意味となります。

「臆する事無く」の言葉の使い方

「臆する事無く」という言葉は恐怖を認識・直面した後に用いられます。

多くは「彼は臆する事無く〜」と結果に対しての評価・感想として用いられやすいです。

また恐怖を否定する意味となるため、プラスイメージの表現として用いられます。

また時にはこれから「臆する」対象が生じると考え、その際の行動を予想して用いることもあります。

その場合は「逃げない」という期待の意味も込められて使われることとなります。

「臆する事無く」を使った例文

「臆する事無く」という言葉は恐怖の対象に立ち向かうといったニュアンスで用いられます。

そのため称賛が込められることもあります。

実際にどのような使い方になるか、例文とその解釈を紹介していきます。

「臆する事無く」の例文1

「これまで彼はつらい事や嫌なことがあると逃げてばかりだった。しかし最近は何にも臆する事無く対応している」

この場合、彼とされる人物の行動の変化を表しています。

以前は何かあれば逃げることが頻繁に起こっていたが、最近は行動に変化が生まれています。

以前は逃げていたことも立ち向かっていると成長の意味を込めて使われています。

「臆する事無く」の例文2

「私は友人に『あなたはどれだけつらいことがあっても臆する事無く頑張る姿を見てすごいと思っていました。』と今まで伝えられなかったことを手紙に書いた」

この場合、手紙の中で普段伝えられない感情を伝えています。

友人の物事に臆する事無く対応する姿に「すごい」と感じており、その旨を手紙にして伝えています。

「臆する事無く」の例文3

「これだけきついことを経験したら、これから先何が起こっても臆する事無く生きていけるだろう」

この場合、過去に非常にきついとされることを経験しており、それと比較するとこれから先に「臆する」ということはないと語っています。

「臆する事無く」の英語と解釈

「臆する事無く」という言葉は英語で表現すると“without hesitation”とされています。

“hesitatio”という単語は躊躇・迷いと言った意味を持ち。

その原因の一つが恐怖心とされています。

それは“without”にて否定しているため、「臆する事無く」と解釈・表現されています。

また“won’t afraid”のように恐怖を否定する形でも表現されています。

「臆する事無く」の類語や類義表現

「臆する事無く」という言葉にはたくさんの類語・類義表現があり、多くの場面で用いられています。

どのようなものがあるか例を紹介していきます。

「逃げも隠れもしない」

この意味として、逃げる・隠れる対象を認識したうえでそれを否定しています。

そのため避けたい気持ちはあるがあえて立ち向かうと解釈され、類義表現として用いられています。

「胸を張って」

この意味として何か気後れする・委縮するようなことが元々あるが、それに対して堂々とするという意味を持ちます。

必ず「臆する事無く」のように恐怖のような感情を持っているわけではありませんが、結果的に逃げずに面する・立ち向かうとなるため類義表現とされます。

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