この記事では、「ケトル」と「ポット」の違いを分かりやすく説明していきます。
「ケトル」とは?
やかん、湯沸かしのことです。
やかんは湯を沸かすための道具で、球状あるいは円筒形の本体に、注ぎ口と取っ手が付いた形状をしています。
素材は、アルミニウム、鉄、ステンレス、琺瑯などさまざまあります。
触っても熱くないように取っ手の上部分には、プラスチックや木材などが使用されます。
注ぎ口にフタがついているものもあります。
このフタの中央には小さな穴がいており、湯が沸くと音が鳴るようになっています。
この形状のものは火にかけて使用をしますが、電気式のものもあります。
これは「電気ケトル」と呼ばれています。
底面が電熱器となっており、これによって水の温度を上昇させることができます。
湯を沸かすために用いるもので、長時間保温しておくことはできません。
「ケトル」の使い方
やかん、湯沸かしを指して使用する言葉です。
火にかけて使用するタイプと電気を使用するタイプがありますが、どちらもこの名で呼んでいます。
「ポット」とは?
「ポット」には3つの意味があります。
1つめは、コーヒーや紅茶などを入れる、小さいつぼ型で注ぎ口がついた入れ物です。
「ポット」と呼ばれる物には、丸くころんとした形のもの、細長い形のものなど、さまざまな形があります。
しかし、どれも注ぎ口、取っ手、フタがついている点は同じです。
コーヒーを飲むときに使用するものは、「コーヒーポット」と呼ぶこともあります。
コーヒー液をこの中に入れておきます。
紅茶を淹れるときに使用するものは、「ティーポット」と呼ばれることもあります。
これを使って紅茶を淹れたり、淹れた紅茶をこの容器に入れておいたりします。
2つめの意味は、魔法瓶のことです。
魔法瓶は保温や保冷のために用いる容器です。
日本では電気式の保温性があるものを指すことが多くあります。
これは「電気ポット」とも呼ばれます。
3つめは掛け金のことです。
「ポット」の使い方
コーヒーや紅茶などを入れる容器を指して使用することもあれば、保温のために用いる魔法瓶を指して使用することもあります。
コーヒーなどを入れる容器と魔法瓶の形状は異なります。
「ケトル」と「ポット」の違い
「ケトル」は湯を沸かすために使用するものです。
ここに淹れたコーヒーや紅茶を入れておくものではありません。
「ポット」は湯を保温するために用いるものです。
また、コーヒーや紅茶を淹れる容器も指します。
「ケトル」の例文
・『電気ケトルを購入する』
・『ケトルを使ってお湯を沸かす』
・『かわいいデザインのケトル』
・『ケトルが鳴っている』
「ポット」の例文
・『花柄のポット』
・『ポットにお湯を入れる』
・『ポットのコーヒーが冷めてきた』
・『新しいポットを購入しなければ』
まとめ
2つの言葉が指すものは、似たような使い方をし、似たような形状をしていますが、それぞれ違うものです。