この記事では、「極端すぎる」の意味を分かりやすく説明していきます。
「極端すぎる」とは?意味
「極端すぎる」の「極端」の読みは「きょくたん」で、「一方に非常に偏っていることや、平均的な程度・度合いから大きく外れていること」を意味する言葉です。
従って、「極端すぎる」とは、「一方に非常に偏っていることや、平均的な程度・度合いから大きく外れていることが甚だひどい」と言う意味になります。
「極端すぎる」の概要
「極端すぎる」の「極端」の意味は、前項に記した通りですが、この熟語を構成する「極」は訓読みでは「きわめて」で、「端」は「はし」で、意味をつなぐと、「きわめてはし」となります。
「きわめてはし」は、距離的な意味の「はしっこ」を指す言葉ですが、この意味から転じて、「一方に非常に偏っていることや、平均的な程度・度合いから大きく外れていること」を意味する言葉となったものです。
ちなみに、「極端」の文字通りの意味の「きわめてはし」と言う意味で使われる事は、実際にはほとんどありません。
「極端」に似た言葉に、「両極端」があります。
これは「両方が相反する方向に偏っていること」を意味し、2つのもの比較する場合にしか使えない言葉です。
従って、単独でも使える「極端」を使うべき所で、同義語だと誤解して「両極端」を使わぬように注意が必要です。
また「極端すぎる」の「すぎる」は程度がひどいことを意味する言葉で、前の「極端」の言葉の意味を強調している言葉と言えます。
「極端すぎる」の言葉の使い方や使われ方
「極端すぎる」の言葉の使い方としては、以下の様な例が挙げられます。
・『彼の意見は極端すぎるとして否定されましたが、私には取り入れるべき点もあると思えます。』
・『極端すぎる考え方は、当初は拒否されるものですが、中にはその考え方の正しさが次第に評価されると言う事もあります。』
・『同調圧力が強い組織内では、極端すぎる発言をすれば、つま弾きにされるのが落ちです。』
・『極端すぎる考え方をする人の特徴としては、ものごとを、0か100、白か黒かで考える傾向があると言われています。』
「極端すぎる」の類語や言い換え
「極端」の類語としては「過度」や「甚だしい」や「極度」や「強烈」や「過激」などが挙げられます。
それぞれニュアンスが違うため、その時々に最適な言葉を選び、「過度すぎる」や「甚だしすぎる」や「極度にすぎる」や「強烈すぎる」や「過激すぎる」と言い換えると良いでしょう。
まとめ
「極端すぎる」とは、「一方に非常に偏っていることや、平均的な程度・度合いから大きく外れていることが甚だひどい」と言う意味の言葉です。
この「極端」に似た言葉に「両極端」がありますが、「両極端」は2つの比較で「両方が相反する方向に偏っていること」を指す言葉で、単独のものごとに使われている「極端」を「両極端」と使うのは間違いであり、注意が必要です。