「ご容赦ください」とは?意味や使い方、例文など分かりやすく解釈

「ご容赦ください」とは?意味と使い方

この記事では、「ご容赦ください」の意味を分かりやすく説明していきます。

「ご容赦ください」とは?意味

「ご容赦ください」「ごようしゃください」と読み、以下の意味があります。

1つ目は「期待に添えずに申し訳ないと謝罪する言葉」という意味で、ビジネスで、自分側の過失や不届きな点を謝罪して、相手に許しを請う言葉です。

2つ目は「受け入れがたいことを遠回しに伝える」という意味で、相手に対してやめて欲しいこと、受け入れられないことなどに対して遠回しに「勘弁してください」と伝えることです。

3つ目は「手加減して下さい」という意味で、今後自分達に対して不満を感じても、多めに見て欲しい、情けをかけて欲しいと伝えることです。

上記に共通するのは「許して欲しい」という意味です。


「ご容赦ください」の概要

「ご容赦ください」「ご容赦」は、尊敬の接尾辞「御」「容赦」が付いた言葉です。

「容赦」には「許すこと」「大目に見ること」「手加減すること」「控えめにすること」という意味があり、「情け容赦なく取り立てる」などと使われます。

「ご容赦」「お許しになる」「大目に見られる」「手加減される」「控えめになさる」など敬語表現になります。

基本的、相手に対して自分側の過失や不行き届きな点をお詫びするとともに、どうか許して欲しいとお願いするという2つの意味を持つ言葉です。


「ご容赦ください」の言葉の使い方や使われ方

「ご容赦ください」の言葉の使い方や使われ方は以下の通りです。

『今回はこちらのお値段でご容赦下さい』

ビジネスで、相手の期待に添えない価格になってしまった時に使われます。

相手の言い値が安すぎてしまい、これ以上の売値の値引きや買取り価格の引き上げには応じられない時に、謝罪すると共に許して欲しいとお願いしています。

『その件に関してはご容赦ください』

ビジネスで、とても受け入れられない内容の提案などをされた時に使われます。

そのことに関しては無理です、お話をされても受け入れられませんと、強くお願いしています。

『至らぬ点も多いと存じますが、ご容赦いただけますと幸いです』

今後生じる可能性がある過失や問題などに対して、あらかじめお断りする時に使います。

担当者が新人である場合や、古くは女性が嫁ぐ時にも使われる言葉です。

「ご容赦ください」の類語や言いかえ

「ご容赦ください」の類語や言いかえは以下の通りです。

「お許しください」

「お許しください」は、「自分たちの過失や誤りを詫びて許しを請うこと」という意味です。

ビジネスで、ミスをしたり、問題が起きた時に、相手に詫びて許しを請う時に使われます。

「ご了承ください」

「ご了承ください」は、「相手に対して何らかの不都合があることに対して、あらかじめ断りを入れる言葉」という意味です。

「ご容赦ください」との違いは、「謝罪の意な含まれない」という点です。

まとめ

今回は「ご容赦ください」について紹介しました。

「ご容赦ください」「相手にお詫びして許しを願う言葉」と覚えておきましょう。

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