会社の上司から、聞きなれないカタカナ語を話されると、どんな意味があるのか戸惑ってしまいます。
この記事では、「アジェンダ」と「コミット」の違いを分かりやすく説明していきます。
正しい意味をおさらいして、ビジネスを加速させていきましょう。
「アジェンダ」とは?
アジェンダとは予定や計画、プランのこと。
スケジュールという意味で使われることもあります。
また議題やテーマという意味もあります。
ビジネスシーンで頻繁にもちいられる言葉です。
もともとアジェンダは、英語から来ている言葉。
英語の「agenda」には議題、日程、会議録という意味が込められています。
英語のアジェンダは、しだいに日本企業にも浸透するように。
話しやすく聞き取りやすいことから、最近では多くのビジネスシーンで重宝される言葉になっています。
「アジェンダシート」といえば、ミーティングの前に作っておく台本のこと。
何の会議をおこなうのか。
テーマや予定をあらかじめ決めておく用紙のことです。
そのため「明日のアジェンダを簡単にまとめておいて」と言われたら「会議がうまく進むように、大枠を決めておいて」の訳。
短い時間で打ち合わせができるように、議論すべき項目や予定を立てておくことです。
「コミット」とは?
コミットとは、約束や確約のこと。
ウソや偽りなく、たしかな約束をおこなうことです。
誠心誠意心をこめて、取り決めるときに用います。
最近のオフィスシーンでよく耳にする言葉です。
「コミット」も、もともとは英語から誕生した言葉。
英語の「commit」から生まれたものです。
ただ英語のコミットには、働く・作る・演じる・専念するなど、日本語とは少し違う意味があります。
日本のビジネスシーンでは「コミット」というと「約束する・誓う」という意味がメインで使われているので、留意しておくといいでしょう。
CMで耳にしたことのある「結果にコミットする」とは、「たしかな成果がでることを約束する」こと。
そのため「コミットします」で「お約束します」の訳となります。
「フルコミット」で、全力で目標に向かうことを指します。
前向きな気持ちをあらわす言葉です。
「アジェンダ」と「コミット」の違い
どちらも会社でよく聞く、カタカナ言葉です。
「アジェンダ」と「コミット」の違いを、分かりやすく解説します。
・アジェンダは計画表、コミットは約束
似たような単語ですが、アジェンダは計画表やスケジュール表のこと。
ミーティングや会議がスムーズに進むための進行表のことです。
そのためアジェンダシートには、会議の日付や開始時間、そして会議のテーマを記入します。
それに対してコミットとは、約束や責任のこと。
目標に向かって、力強く進んでいくことを指しています。
まとめ
「アジェンダ」と「コミット」の違いを分かりやすくお伝えしました。
どちらも上司がよくつかう表現です。
アジェンダとは会議のプラン、進行表のこと。
話しあうテーマについて、あらかじめ集約したものです。
コミットは約束、責任のこと。
「約束します」という訳で使われます。
正しい語をおさえて、スキルアップに励んでいきましょう。