この記事では、センチメンタルとエモーションの違いを分かりやすく説明していきます。
センチメンタルとは?
センチメンタルとは、悲哀漂うさまを意味しています。
悲壮感が漂い、感情的になっている人ともいう意味があるセンチメンタルは、悲しいと思う気持ちに包まれている状態です。
涙が頬を伝い、心が切なくなる。
そのような感情を、若者がお洒落に言い表した言葉でもあります。
このような状態になる理由には、愛する人と別れたときや、告白して振られてしまったとき、精神的に傷ついたことで切なさに浸るわけです。
また、情に脆い人はとくに気持ちが流されやすいため、感情的になってしまうことで感傷的になる。
そのような人のことをセンチメンタルであると言い表します。
過去には「おセンチ」という言葉が流行しましたが、この言葉は女性が切ない気持ちに浸るさまを面白い言葉で言い表しました。
エモーションとは?
エモーションとは、感情的なさまという意味があります。
感情に流される人の情緒を表すときに使う言葉です。
日々、人と関わることで喜怒哀楽を得たり、美しい風景や光景は心が揺さぶられます。
感性を刺激された人は心を揺さぶれては自分が持つ感情が変わっていくその状況を幻想的に言い表すのです。
怒りやつらさというよりも、物事による影響によって気持ちが動かされ、自分の人生に影響を与えるものに出会ったとき、心の中にゆっくりと入り込むさまをエモーションとも言います。
普通に感じるよりも、心象に訴えかける状態を表すために使われている言葉であり、その心に染み入る漂う雰囲気や光景、表現をいかに魅力的に伝えたいと思うときに使える言葉でもあります。
センチメンタルとエモーションの違い
センチメンタルとエモーションの違いを、分かりやすく説明します。
心が切なくなる人の感情を表すときに使うのがセンチメンタルといい、感情に流される人の情緒を表現するのがエモーションという違いがあります。
センチメンタルの例文
・長年付き合っていた彼氏と別れてはみたものの、センチメンタルな気分でつらい。
・小森みっこが描く『センチメンタル キス』から少女の切ない気持ちが読み取れる。
彼氏と喧嘩別れしましたが、付き合っていたときの幸せな日々を思い出すと切ない気分になってつらい。
そのような少女の思春期の心を描く漫画『センチメンタル キス』はまさしく10代の悲壮感と感情的な様子を表す作品となっています。
エモーションの例文
・独特なエモーションを感じる音色で私は魅了される。
・この作品は人々の心をとらえるエモーションを感じさせる。
独特な魅力と個性のあるエモーションを感じさせる音色は人の心に届く音色になります。
人々の心をとらえる作品は感情を刺激され、その後の人生をも変えるでしょう。
まとめ
つらく、切ない気持ちを言い表すセンチメンタルと、人の感情を情緒的に言い表すエモーション。
どちらも人の感情を独創的に言い表した言葉です。
日常生活ではあまり使われていませんが、音楽の歌詞を書いたり、ブログに自分の気持ちを素敵に表現してみるといいでしょう。