「賛辞を受ける」とは?意味や使い方を解説

ことわざ・慣用句

「賛辞を受ける」

「賛辞を受ける」「さんじをうける」と読む言葉で、会話でも文章でも一般的に使われています。

賛辞を受ける機会の多い人、そういった機会は少ないという人、この言葉に触れる機会がどれくらいあるかは人それぞれでしょう。

しかし、なんとなく意味は通じるけれど、詳しい意味は分からないという人は少なくないのではないでしょうか。

「賛辞を受ける」の意味

「賛辞を受ける」「賛辞」とは、簡単に表現すると、「褒め言葉」ということになります。

誰かを褒め称える時に使う言葉のことです。

「賛辞を受ける」は、「褒め言葉をいただく」「賞賛の言葉をいただく」といった意味になります。

「賛辞を受ける」の言葉の使い方

「賛辞を受ける」という表現は、誰かに褒め言葉をいただいたことを表す時に使われる表現です。

自分の手がけた作品に対して誰かから「素晴らしい出来栄えですね」と言われたら、それは賛辞を受けたことになります。

又、同僚が大きな商談をまとめて、上司から「よくやった」と言われていたら、それも賛辞を受けているということになります。

「賛辞を受ける」と聞くと難しい言葉のように思いますが、要は、「褒められた」ということですので、難しく考えずに使ってみましょう。

「賛辞を受ける」を使った例文・短文(解釈)

「賛辞を受ける」という言葉の意味や使い方が分かったところで、この言葉を使った例文をご紹介しましょう。

「賛辞を受ける」の例文1

「私は賛辞を受けることに慣れていなかったので、なんとコメントすればよいか分かりませんでした」

褒められることに慣れていない人や、照れ屋の人の中には、褒め言葉をくれた相手に対して、上手く受け答えができなかったり、気の利いたコメントができなかったりする人もいます。

しかし、それが、純朴な態度と受け止められ、好印象を与えることもあります。

素晴らしい受け答えができないからと気にしないで、自分らしい対応をすることがベストということなのでしょう。

「賛辞を受ける」の例文2

「趣味で続けてきた油絵が、こんなに多くの人から賛辞を受けることになるとは予想もしていませんでした」

趣味で手掛けた作品が、何かのきっかけで注目を浴び、世界中に知れ渡るということも少なくありません。

SNSが普及したことで、その可能性は大きく跳ね上がりました。

多くの無名なアマチュア作家の作品が、毎日のように誰かの目に触れ、それがきっかけで高く評価され、プロとして創作活動を始める人もいます。

そして、有名作家の仲間入りをすることも珍しくありません。

「賛辞を受ける」の例文3

「社長から賛辞を受けたからといって天狗になってはいけないと、一層気を引き締めたのです」

褒められると調子に乗ってしまう人というのは、少なからずいるものです。

嬉しくて舞い上がって、冷静さを失ってしまうのは仕方ないことです。

しかし、そんな時には、舞い上がる気持ちを抑えて、平常心を保つよう心掛けることが大切です。

自分は凄いと天狗になって大柄な態度を取ってしまっては、周囲からは煙たがられ、良い結果は招かないものです。

いつでも謙虚な姿勢でいることを心がけていたいものです。

「賛辞を受ける」の例文4

「誰かから賛辞を受けるために作品を作っているのではありません。ただ、自分の心の声に従って作品作りをしているだけです」

作家の人というのは、独自の価値観を持っている人が多く、人から褒められたくて作品を作っているわけではなく、純粋に自分が作りたいものを作っているのだという人が少なくありません。

自分のセンスや価値観に大きな自信があるからこそ、他人からどう思われようと一向に構わないという、自分目線での創作活動ができるのでしょう。