料理するとき、様々な加熱の方法があります。
レシピによっては「オーブン」や「トースター」を利用するように指示されることもあるでしょう。
「オーブン」と「トースター」にはどのような違いがあるのでしょうか。
この記事では、「オーブン」と「トースター」の違いを分かりやすく説明していきます。
「オーブン」とは?
加熱調理器具の一つで、熱した空気によって食品を蒸し焼きにするものです。
熱源を備えたものと焜炉などの上に置いて用いるものがあります。
天火とも言います。
「トースター」とは?
電気ヒーターを用いて、食パンなどの両面を軽く焼く加熱調理器具です。
「オーブン」と「トースター」の違い
「オーブン」も「トースター」も、同じ加熱調理器具ではありますが、火の通り方が全く違います。
「オーブン」は熱気と水蒸気を使って食材の中までしっかりと火を通し、さらに焼き色も付けられますが、「トースター」は食材の表面を香ばしく焼くぐらいの火力です。
「オーブン」の例文
「オーブン」の例文を紹介していきます。
・『私はオーブンを使って毎月ケーキを作っています』
「オーブン」はケーキやパンなど、お菓子作りに適しています。
・『あなたはオーブンの予熱を180度に設定してください。』
100度から250度ぐらいまでの温度設定ができ、あらかじめ庫内を加熱しておけば、より美味しく仕上がります。
・『彼はサンクスギビングにオーブンで七面鳥を焼きました。』
「オーブン」は箱型で大きいものが多く、分厚く大きな食材を加熱できます。
「トースター」の例文
「トースター」の例文を紹介していきます。
・『私は毎朝食パンをトースターで焼きます』。
「トースター」は小さくて扱いやすく、すぐに焼き色を付けられます。
そのため忙しい朝にも向いているでしょう。
・『あなたがポップアップ式のトースターが欲しいと言っていたので、買ってきました。』
もともとは、縦に食パンを入れて焼きあがると上に飛び出すポップアップ式が「トースター」と呼ばれていました。
今は前に扉を開いて食材を並べるオーブン式の方が主流となりました。
オーブン式の方が、パンに食材を乗せるなど使い道も広がります。
・『彼女はトースターでお餅を5分ぐらい焼きました。』
パンだけでなく、お餅やグラタン、ホイル焼きなどにも使えます。
温度調整はできませんが、時間の調整ができるものが多いでしょう。
まとめ
「オーブン」も「トースター」も日常生活を豊かにする加熱調理器具ではありますが、それぞれ使い道が違います。
「オーブン」は形も大きく、大きな食材でもしっかり中まで加熱でき、「トースター」は形が小さく、パンに焼き色を付けるぐらいですが、置き場所に困らず手軽に使いやすいでしょう。
「オーブン」で毎朝パンを焼いていたら広い庫内がなかなか温まらず、時間がかかってしまい、「トースター」でケーキを焼こうとしても、いつまで経っても中まで火が通らず、表面だけ焦げてしまいます。
それぞれの特徴を考えて上手に使えば、とても便利になり料理の幅も広がるでしょう。