「自嘲癖」とは?意味や使い方、例文など分かりやすく解釈

「自嘲癖」とは?意味と使い方

この記事では、三字熟語の「自嘲癖」の意味を分かりやすく説明していきます。

「自嘲癖」とは?意味

「自嘲癖」の読みは「じちょうへき」で、「自分で自分をあざけり笑うことや、自分を軽蔑することが癖(くせ)となっていること」を意味する言葉です。


「自嘲癖」の概要

「自嘲癖」「自嘲」「癖」の二つの言葉で構成される三字熟語です。

まず「自嘲」の意味を説明します。

「自嘲」の熟語を構成する漢字の「自」「自分のこと」で、「嘲」は訓読みが「あざける」で、「あざけることや、からかうこと」を意味する漢字です。

従って「自嘲」は、文字通り「自分のことをあざける」と言う意味で、「自分の振る舞いや欠点などを、自分で嘲り笑ったり、自分のことをつまらない人間だなどと軽蔑すること」を表現する言葉となります。

一方の「癖」は訓読みでは「くせ」で、「くせや、かたよった習性」を意味する漢字です。

以上のことから、「自嘲癖」「自分で自分をあざけり笑うことや、自分を軽蔑することが癖(くせ)となっていること」の意味となるのです。

「自嘲癖」のある人は、具体的には「どうせ私なんて. . . . 」と卑下する傾向が非常に強く、他人にあざけられて傷つくのではなく、自分で自分を傷つけてしまいます。

こうした「自嘲癖」のある人には、他人から傷つけられることを防ぎ、自分を守るために、先回りして自分で自分を卑下するという心理が働いていると言われています。

いずれにしても、「自嘲」を繰り返すというネガティブな性質であると言えます。

ちなみに「自嘲癖」を改善し、ポジティブな性格に少しでも改善するためには、成功体験を積み重ねたり、自分をあえて褒める習慣を付けたり、自嘲しそうになった際には思考を停止するのが効果的だとされています。


「自嘲癖」の言葉の使い方や使われ方

「自嘲癖」の言葉は、以下の例文のように使われます。

・『彼は何かにつけて、僕なんかにはとても無理ですと発言する自嘲癖があり、改善しなければ自己成長は望めません』
・『彼女は結構可愛いのに、どうせこんな容姿の私がモテるはずがないとの自嘲癖があります』
・『自嘲癖のある私の友人は、ネガティブな言動が目に余りますが、過去に何か心に深い傷を負ったことが原因と思われます』
・『彼に自嘲癖があるのは、他人から軽蔑されることを極端に恐れているためでしょう』

「自嘲癖」の類語や言い換え

「自嘲」の類語としては「自虐」「自己嫌悪」「卑下」が挙げられます。

従って「自嘲癖」「自虐癖」「自己嫌悪癖」「卑下する癖」と言い換えることが出来ます。

またこうした「自嘲癖」のある人の性格や思考を言い換える言葉としては、「マイナス思考」「ネガティブ思考」「ペシミズム」「悲観主義」などが挙げられます。

まとめ

「自嘲癖」とは「自分で自分をあざけり笑うことや、自分を軽蔑することが癖(くせ)となっていること」を意味する言葉です。

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