飼い猫として人気の「スコティッシュフォールド」と「マンチカン」、このふたつはどちらも見た目がよく似た猫の名前です。
この記事では「スコティッシュフォールド」と「マンチカン」の違いについて、わかりやすく説明していきたいと思います。
「スコティッシュフォールド」の特徴とは?
「スコティッシュフォールド」は、日本でも大人気の猫であり、折れた耳が特徴的な可愛らしい猫です。
「スコットランドの折りたたまれたもの」という意味をあらわし、1960年代にスコットランドで発見された耳の折れた猫を人の手によってブリーディングした比較的新しい種類の猫です。
体つきは平均的ですが、なんと言ってもその折れた耳が特徴的です。
しかし個体によっては立ち耳も存在しており、生まれて2週間ほどの間はすべて立ち耳、その後折れた耳になるかは遺伝が関係しているようです。
毛色はさまざまですが、短毛タイプと長毛タイプが存在しており、長毛タイプは人工的に作り出された種です。
性格は甘えん坊で、運動をあまり好まずおとなしい猫であると言われています。
その珍しい折れた耳と愛くるしい見た目から日本での人気猫種ランキングではほとんど1位を取ってしまうほどの人気です。
「マンチカン」の特徴とは?
「マンチカン」は、1940年代のイギリスやアメリカやロシアなど世界各地で発見された猫であり、1980年代に本格的にブリーディングされ始めたことから人気になった猫です。
名前は英語で「小さい」や「子供」をあらわす「マンチキン」が由来となっていて、人工的に作り出された種ではなく自然発生の種です。
体つきは一般的な猫よりも小さめであり、最も特徴的なのはダックスフンドのような短い足です。
小さくて短足で歩き方もとてもかわいらしいですが、筋肉はしっかりと発達しており運動も得意です。
しかしこの短足が特徴である「マンチカン」にも、普通の足の長さや少し短い足の長さの個体も存在しています。
毛の色はクリームや茶色や黒などさまざまで、短毛タイプも長毛タイプも存在しています。
性格は穏やかで人間に慣れやすいく、好奇心旺盛だと言われており、初めて会った人にも甘えてくるようです。
「マンチカン」はその愛くるしい短足で歩く姿が人気で、動画投稿サイトの猫動画でたびたび目にする人気猫種です。
「スコティッシュフォールド」と「マンチカン」の違いについて
「スコティッシュフォールド」と「マンチカン」はどちらも日本でもかなりの人気を誇る猫種ですが、身体的特徴に大きな違いがあります。
まずは「スコティッシュフォールド」の特徴は折れた耳、「マンチカン」の特徴は短い足であるということです。
そして「スコティッシュフォールド」の原産国はその名の通りスコットランド、「マンチカン」はイギリスを始めアメリカやロシアなど世界各地で確認されています。
「スコティッシュフォールド」は人工的な交配種で比較的新しい猫ですが、「マンチカン」はかなり古くから存在している自然発生の猫です。
このような点が、この2種の猫の違いです。
「スコティッシュフォールド」と「マンチカン」の違いのまとめ
「スコティッシュフォールド」は折れた耳が特徴的な比較的新しい猫であり、「マンチカン」は短い足が特徴的な古くから存在している猫です。
見分け方を覚えていると、役に立つことがあるかもしれません。
